こんにちは!福岡市でフラワーアレンジメント教室『フルーヴェール』を主宰している朝妻亜希子です。お花の事や日々の出来事を少しづつ語っていきたいと思います。

 

先月になりますが、予てより観たかった 高島野十郎展 へ行って来ました。

ブログにUPするのが遅くなってしまい、もう終わってしまいましたが・・・

モネ展 に行ったばかりですが、こちらも素晴らしかったです。

 

 

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高島野十郎の名はあまり知られていないと思いますが、この『蠟燭』という絵画を観た時、何か引き込まれるものを感じ、

他の作品も観てみたいと思ったのでした。

 

福岡の裕福な酒造業者に生まれ、東京大学を主席で卒業するも社会に出ることはなく、独学で学び自力で研究。

美術団体にも所属せず、家庭を持つことさえ望まず、自らの理想とする絵画をひたすら追及する超俗的な生活を送った高島野十郎という画家。

 

野十郎の絵画は写実に貫かれていますが、単なる描写にとどまらず、その表現や対象の捉え方に独特の感性があるのです。

 

 

この「蠟燭」という絵画も素晴らしいと思いますが、「からすうり」 も心の焼き付いた作品の1つでした。

 

 

 

卓越した技量と息が詰まるような緊張感さえ感じる作品の数々、何か心を引き付けられてやまない彼の絵画世界。

私自身もそのようなデザイナーになりたいと思うと同時に、彼がもしフラワーの世界にいたら、

それはそれは素晴らしい作品を生み出していただろう・・と思ったのでした。